Poem
 

 


                                                                              

 

 

 

青春の門

旅立ちの時

それが青春だ

遅すぎたチョコレート

風に愛を乗せて

バスストップ

石畳

ラストソングをあなたに

遣唐使

 

 

歌詞を公開するにあたって

 

読み返して見ると、「こんなことを書いていたのか」と、心の中がくすぐったい。大空高くひかれる一筋の飛行機雲や、海の上に漂う航跡は、まるで自分の歩いてきた道のようでもある。そこには、いつも誰かの支えがあった。故郷に帰って来ていると聞いて、私の誕生日に、手紙を添えてチョコレートを贈ってくれた彼女。「有難う」 どんなにか、勇気付けられたことか。止める事も出来ない時の流れに、進むべき道を阻まれて、光を失っていた時期でした。

 

 

青春の門

 

一、見上げる空に、雲が過ぎて

透き通る青が、大きく広がって行く

汗流した、後の爽やかさ

生きている実感を知る

繰り返し繰り返し、立ち向かう

自分というボールに、勝てるまで

涙の数も、忘れてしまう

誰もが、いつか叩く青春の門

 

 

二、吹かれる髪に、恋が揺れて

レモンの香りが、知らずに膨らんでゆく

片思いと、映る悔しさは

憧れの挫折を知る

当てもなく当てもなく、さ迷うの

涙という心に、逢えるまで

笑顔の音も、聞こえて来ない

誰もが、いつかくぐる青春の門

 

 

三、遠くの海に、愛が浮かび

夕焼の波は、気付かず囁いて行く

時の中に、投げる優しさは

生きている喜びを知る

とめどなくとめどなく、打ち寄せる

悩みという試練を、越えるまで

言葉の裏も、見いだせないで

誰もが、いつか通る青春の門

 

 

旅立ちの時

 

一、小さな町の、海辺で出会い

               貝殻を拾いながら、語り合った日々

                キャンパスの中を、肩並べ歩いた

                私達は、いつも笑った

                私達は、いつも泣いた

                私達は、いつも想出の前にいた

                何故なのかしら

                あなたがくれた優しさは、いつまでも心の奥に

                そして今、夢に向かって、歩いて行こう

 

 

二、夕日の中を、二人で歩き

                砂浜で沈みゆく、焼ける空を見た

                あの時の髪は、微風に吹かれてた

                私達は、いつもぶつけた

                私達は、いつも翔んだ

                私達は、いつも微笑みの中にいた

                何故なのかしら

                あなたがくれた真心は、いつまでも心の隅に

                そして今、涙を拭いて、歩いて行こう

 

 

三、遠くの海を、優しく見つめ

                潮騒の涙さえ、愛に揺れていた

                喧嘩した後は、いつ会うのだった

                私達は、いつも笑った

                私達は、いつも泣いた

                私達は、いつも想出の前にいた

                何故なのかしら

                あなたがくれた友情は、いつまでも心の中に

                そして今、旅立ちの時、羽撃いて行く

 

 

それが青春だ

 

一、悔しい時には、涙を流し

                倒れそうな友には

                優しくそっと手を

                差し伸べてあげよう

                役にも立たない事で

                競い合うよりも

                心磨いた方がまし

                そうさ、それが青春だ

 

 

二、悲しい時には、海辺を駆けて

                傷ついてる友には

                優しく言葉投げ

                慰めてあげよう

                役にも立たない事で

                足を引くよりも

                汗を流した方がまし

                そうさ、それが青春だ

 

 

三、苦しい時には、奥歯を咬んで

                悩んでいる友には

                優しく心開け            開け・・・あけ

                温めてあげよう

                役にも立たない事で

                落とし合うよりも

                愛をぶつけた方がまし

                そうさ、それが青春だ

 

 

遅すぎたチョコレート

 

一、女の子、だけでのクラス会

                初恋の人の、名前を教え合い

                幼い頃が、頭をよぎる

                27日は、あなたの誕生日ね

                皆から想出を込めて

                バレンタインズデェイの

                遅すぎたチョコレート

                あなたにも、幸せを掴んで欲しい

 

 

二、故郷に、帰って来ていると

                なつかしく恋の、時間を振り返る

                買えない頃の、初恋でした

                14日の日は、とっくに過ぎてるけど

                皆から青春を乗せて

                バレンタインズデェイの

                遅すぎたチョコレート

                あなたにも、幸せを見付けて欲しい

 

 

三、これでもう、最後のプレゼント

                寂しくて甘く、涙の味がする

                健気な頃の、憧れでした

                過ぎ去りし日々は、果てなく遠いけれど

                皆から感謝を込めて

                バレンタインズデェイの

                遅すぎたチョコレート

                あなたにも、幸せになって欲しい

 

 

                                  

 

一、遠くに霞む、山のように

                動かぬ強い、心であったなら

                悲しい思いを、消し去る事が出来たのに

                心の中に降る雨が、人を愛する光になれば

                私は、もっと素直になれるでしょう

                雨の一粒一粒が、あなたの愛であれば

                濡れても構わない、両手でそっと

                受けとめてあげよう

 

 

二、小船を守る、海のように

                深くて広い、心であったなら

                切ない思いを、許せる事が出来たのに

                水面に落ちて行く雨が、人を愛する心であれば

                波紋と、なって涙を越えるでしょう

                雨の全てが降りしきる、あなたの愛であれば

                大きな愛情の、笑顔となって

                流れて来るでしょう

 

 

三、見上げる空の、星のように

                勇気の愛が、煌めいていたなら

                やさしい思いを、捧げる事が出来たのに

                夜空を隠してる雨が、人を愛する全てであれば

                虚しい、夜は明るく変わるでしょう

                雨の流れが降り注ぐ、あなたの愛であれば

                想出の全てを、もっと楽しく

                変えてくれるでしょう

                                                           [ページの先頭に戻る]

 

バスストップ

 

一、並ぶ君の肩が

                少し微笑み

                微風は恥ずかしく

                通り過ぎて行く

                バスを待つ、朝の影

                いつものように、憧れを揺らす

                何も言えず、ただ見つめ合うだけで

                愛の予感がする

 

 

二、揺れる君の髪が

                花の香りを

                優しさで包んでも

                愛を越えて行く

                バスを待つ、昼下がり

                いつものように、ときめきを打つよ

                何も見えず、ただ側にいるだけで

                愛の鼓動がする

 

 

三、光る君の姿

                恋の思いを

                隠しても辛すぎて

                涙押して行く

                バスを待つ、夕暮は

                いつものように、初恋を待つよ

                何もなくて、ただ横にいるだけで

                愛の余韻がする

 

 

風に愛を乗せて

 

一、ひとりでいても

                涙見せずに

                風に愛を乗せて、飛ばそうよ

                とても素敵な愛だから

                きっといつかは

                あの人に届くでしょう

 

 

二、裏切られても

                笑顔絶やさず

                風に愛を乗せて、放そうよ

                とても大きな愛だから

                きっと誰かが

                受け取ってくれるでしょう

 

 

三、断られても

                心開いて

                風に愛を乗せて、流そうよ

                とても溢れる愛だから

                きっと明日には         明日・・・あす

                幸せを掴むでしょう

 

 

四、恋が消えても

                涙拭き取り

                風に愛を乗せて、離そうよ

                とても眩しい愛だから

                きっと遠くの

                星空に浮かぶでしょう

 

 

ラストソングをあなたに

 

一、苦しみや悲しみは

                私の友達で

                いつも、後からついて来た         後・・・あと

                愛する人の、虚しさを知り

                愛する人の、喜びも知った

                幕が降りる、この時に

                又いつの日か、逢える事を信じて

                ラストソングを、今あなたに

 

 

二、喜びも微笑みも

                私の恋人で

                いつも、心に咲いていた

                愛する人の、悲しさを知り

                愛する人の、感動も知った

                幕が降りる、この時に

                又いつの日か、唄う事を誓って

                ラストソングを、今あなたに

 

 

三、真心も裏切りも

                私の愛人で

                いつも、瞳を濡らしてた

                愛する人の、優しさを知り

                愛する人の、切なさも知った

                幕が降りる、この時に

                又いつの日か、逢える事を信じて

                ラストソングを、今あなたに

 

 

石畳

 

一、手毬唄、歌う

君のいじらしさ

とても、なつかしく振り返る

                幼き頃の、想出を

                赤茶けた、歴史に仕舞う

                不揃いの石畳

 

 

二、縄跳びの、並ぶ

                列に君がいて

                笑顔、見せていたあの頃に

                戻ろうとして、歩いても

                すれ違う、傘さえ悲し

                雨降りの石畳

 

 

三、かくれんぼ、二人

                 隠れ寄り添って

                 時の、流れ止めたいあの日

                 引き返しても、侘しくて

                 花吹雪く、足音近い

                 夕暮れの石畳

 

 

遣唐使

 

一、それは、桜の花の散る頃に

                白くて、短い手紙に始まった

                唐の朝廷に、使えし中に君がいて

                夢の町は、とても遠すぎた

                歌う恋人を、後にして

                荒波越えるよ、遣唐使

 

 

 

二、いつも、涙の前に恋があり

                別れの、言葉に酔いしれ俯いた

                掴む幻は、はかなく消えて辿り着く

                愛の日々は、波にのまれても

                二人寄り添えば、楽しくて

                ロマンを運ぶよ、遣唐使

 

 

 

三、それは、牡丹の花に似た人で

                笑顔に、恋して切なく見つめてた

                別れ淋しくて、お酒に心滲ませた

                帰る銅鑼は、胸を締め付ける

                時化の海原に、乗り出して

                振り向かないでと、遣唐使

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